INTERVIEW vol.02 信國 大志

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__それでは、smartの魅力をどこに感じますか?

 

信國:最近、アリゾナでアメリカの先住民“ラコタ族”と出会い不思議な体験をしたのですが、そのとき、「服を作る仕事をしているのなら、まず素材の持つエネルギーを感じ取らなければいけない」と諭されました。この言葉がとても心に残って、また彼らの個人を超えて奉仕する生き方みたいな部分にも感銘を受けました。そして、自分の服もそういうものでありたいと考えて、新しいブランド“BOTANIKA/taishi nobukuni”を立ち上げたんです。表現したいことがアンチエスタブリッシュメントのようなものから、環境や人に対する癒しにシフトしたというか……。

INTERVIEW vol.02 信國 大志
“BOTANIKA/taishi nobukuni”ではオーガニック素材を積極的に使う服作りを展開し、本当の着心地の良さとか、からだに優しい本質的なものを求めて仕事をしています。

 

今日、smartに接してみて、クラスレスでクルマの本質的なあり方を突き詰めたところに、私の服作りと重なり合う部分が見えて、正直驚きました。見た目や性能だけではなくて、いまの時代にクルマはどうあるべきかを真剣に考えているのがsmart。ちょっとファニーなデザインの中に、すごく骨太の哲学が詰まっている。だから小さいけれど、ちっともチープではない。そう思いますね。

__信國さんはクルマに何を求めますか?

INTERVIEW vol.02 信國 大志

信國:私がこれまでに所有したのは、ほとんどが4気筒エンジンでマニュアルトランスミッションの小さなクルマでした。理由はひとつ。自ら運転して、意のままにクルマが動いているという“走っている感”に浸りたいからです。

 

だから、小さなクルマ好きの私ゆえ、smartにはすぐに馴染めましたね。走らせてみてまず印象的だったのは、小さいボディなのにゆとりのある居住空間や、しっかりしたボディの剛性感。でも一番心に残ったのは、やっぱり“走っている感”がちゃんと伝わってきたことかな。エンジンの回転フィールを伝えるかのような心地よいエキゾーストノートも良かったし、パドルシフトで積極的にシフト操作が行えるセミオートマチックミッションも楽しかったです。本当はマニュアルミッションの設定もあるといいのだけれど……、というのは欲張りすぎでしょうかね。

 

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