上質感を身にまといオトナになったスマート
瀧 昌史
キープコンセプトの内容に「2世代目もこれでいくんだ」という作り手の強い意志を感じます。モデルチェンジには膨大な開発費がかかるわけですから、普通は 新しさを強烈にアピールしたいところ。それなのに見た目の変化が少ないのは、“スマート”というクルマに対するメーカーの自信の表れと言えるでしょう。
でも実際に乗ると先代との違いは明白。ああ上質だなとすぐに思いました。先代モデル同様若々しいデザインだけれど、オトナにも受け入れられるクオリティの高さがすべての部分に感じられます。
同様に乗り味も上質。エンジンの排気量がアップし、より力強くスムーズな走りを楽しめますし、高速道路の走行でもゆとりがあります。
室内が静かになり、乗り心地もしっとり。小さなクルマに乗っているという感覚が薄まり、新型スマートはぐっとオトナになりましたね。
